清水駅近くの新サッカー場構想 川勝知事、騒音を懸念 病院に近接

 川勝知事は静岡市清水区のJR清水駅近くに新しいサッカースタジアムを建設する構想に関し、地域医療機能推進機構(JCHO)桜ケ丘病院に近接するとして騒音問題に懸念を示した。「サッカーのにぎわいは病院のにぎわいとは桁違い。病院との両立が果たしてできるのか心配だ」と述べた。

新サッカースタジアムの候補地として注目されるエネオスの遊休地
新サッカースタジアムの候補地として注目されるエネオスの遊休地

 候補地に挙がっているのは石油元売りのENEOS(エネオス)が清水区袖師地区に所有する遊休地で、桜ケ丘病院の移転新築が決まった清水駅東口公園とは目と鼻の先にある。
 川勝知事は「かなり前からスタジアムにふさわしい(場所)と考えていた。エネオスの理解もあると思っている。なるべく早く朗報をサッカーファンに伝えたい」と構想に前向きな姿勢を重ねて示す一方、「病院は静かでないといけない。サッカーは大きな音を出す。両立をどう考えているのかというのは非常に気になる」と指摘した。

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