演劇祭の魅力伝える 静岡県立大公開講座 学びや交流機会紹介
静岡県立大国際関係学部の教授らでつくる「県大×おまちゼミ実行委員会」は21日、静岡市駿河区の同大で本年度最初の公開講座「演劇祭は私たちに何をもたらすのか?」を開いた。

同大非常勤講師で県舞台芸術センター(SPAC)制作部副主任の丹治陽さん(40)=同市葵区=が講師を務め、大学生や一般来場者約30人が耳を傾けた。
丹治さんは国内外の演劇祭の魅力を解説。演劇祭を通してさまざまな学びが見つかることや、開催地で交流の機会が設けられていることなどを紹介した。講座後の取材に「演劇祭を通じて、人々の多様性や考えの違いといった、複雑な問いに向き合うことができる」と説明した。
講座は芸術や食文化など、親しみやすいテーマを通じてヨーロッパの文化に触れてもらおうと、昨年度始まった。本年度は全6回を予定している。
(社会部・大沢諒)