ザザ浜松地下のスーパー カネスエが今秋出店へ 静岡県内初

 浜松市中区の複合商業施設「ザザシティ浜松西館」地下に、愛知、岐阜、三重県で食品スーパー計約80店舗を展開するカネスエ(愛知県一宮市)が出店することが22日、同社への取材で分かった。同社は静岡県初進出となる。4月末で閉店するスーパーの後継テナントとして入り、今秋のオープンを目指す。

地下にカネスエ出店が決まったザザシティ浜松西館=22日午後、浜松市中区
地下にカネスエ出店が決まったザザシティ浜松西館=22日午後、浜松市中区

 浜松出店は、人口規模が大きく、商圏の魅力が高いことなどが決め手となったという。同社は大型の「カネスエ」、小型の「フェルナ」、有機食品などを扱う「旬楽膳」の3ブランドのスーパーを運営する。今回の出店は「カネスエ」で、延べ床面積は約1900平方メートル。5月以降、改装工事に着手する。
 カネスエは低価格を武器に消費者の支持を得ている。生鮮は愛知県内のプロセスセンターで製造し、各店舗では商品の補充のみを行うことでコストを抑える戦略を取る。
 ザザ西館地下で現在営業している「フードワールド(生鮮館TAIGA浜松店)」は横浜市の企業の運営で、神奈川県内の店舗に経営資源を集中させるため、閉店を決めた。

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