程よい辛み、クレソンでバーガー作り 「下田が産地」知って

 下田市の農業平山武三さん(49)のクレソンを収穫から調理まで体験するイベントがこのほど、市内で開かれた。県内外の消費者が参加し、クレソンをはじめとした地物野菜をふんだんに使ったハンバーガーを調理した。

バーガーを調理する参加者と平山さん(後)=下田市のナンズヴィレッジ
バーガーを調理する参加者と平山さん(後)=下田市のナンズヴィレッジ

 参加者は平山さんの畑でみずみずしいクレソンを収穫。下田市のシェフ松崎翔さん(29)に教わりながら、商業施設「ナンズヴィレッジ」で調理に挑んだ。バーガーにはハンバーグとクレソンに加え、南伊豆町産のトマトとレタスを使用。バーガーが完成すると、大ぶりで程よい辛みのクレソンとビーフのうま味が絶妙にマッチした一品を口いっぱいに頬張った。
 平山さんは「下田が産地であることを知ってもらい、ゆくゆくはクレソンを使ったグルメ商品を企画してもらえるとうれしい」と期待を寄せた。
 イベントは、産地直送の食品を扱うアプリを運営している「ポケットマルシェ」(東京都)が企画。アプリ利用者や市内のワーケーション施設「リビングエニウェア・コモンズ伊豆下田」の関係者が参加した。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞