シーズン幕開け「新茶初取引」 静岡茶市場「手合わせ」響く

 今年の新茶シーズンの幕開けとなる静岡茶市場(静岡市葵区)の新茶初取引が18日朝、行われた。県内産一番茶1732キロが上場(午前8時現在)し、活発な商談が展開された。県内各地で今後収穫が進み、新茶商戦が本格化する。

商談成立後、威勢良く手合わせをする関係者=18日午前7時10分ごろ、静岡市葵区の静岡茶市場
商談成立後、威勢良く手合わせをする関係者=18日午前7時10分ごろ、静岡市葵区の静岡茶市場

 場内で午前7時に取引開始を告げるベルが鳴ると、マスクと手袋を着用した売り手と買い手が取引を仲介する市場担当者を挟んで盛んに価格交渉を重ねた。商談は蒸した茶葉をもんで乾燥させて作った「荒茶」の見本の品質を確かめながら進み、成立すると同時に「パ、パ、パン」と3回手をたたく「手合わせ」の音が響いた。
 前日の雨天で収穫を見送った産地もあり、上場数量は前年の半分強にとどまった。平均単価は前年比820円高の5027円。
 取引前に行われた式典で茶市場の内野泰秀社長は「原材料などの高騰で厳しい状況にあるが、適正な価格でおいしいお茶を消費者に届けられるように努力していく」とあいさつ。川勝平太知事は「若年層への普及に向け、最高級品質のお茶をPRしていきたい」と語った。

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