どうする家康 大河ドラマ館着工 浜松市、23年1月開館目指す

 浜松市は15日、2023年の大河ドラマ「どうする家康」の放送に合わせて中区の元城小跡地に開設する大河ドラマ館の建設に着工した。ドラマを機に徳川家康ゆかりの地・浜松の魅力を発信するとともに、観光振興、地域経済活性化の拠点として活用する。23年1月の開館を目指す。

建物の建設に着工した大河ドラマ館のパース図
建物の建設に着工した大河ドラマ館のパース図

 市役所北側の約1万7千平方メートルの敷地に、ドラマ館棟、オフィス棟、ショップ棟、多目的広場を整備する。撮影で使用した小道具と衣装、物語やキャストを紹介するパネルの展示、メーキング映像の上映を行うほか、土産物の地場産品を販売する。
 15日は関係者約25人が集まり、同所で安全祈願祭を行った。鈴木康友市長は「市外、県外から訪れる多くの人に喜んでもらえる施設にしたい」と強調。官民連携組織「家康プロジェクト推進協議会」会長を務める浜松商工会議所の斉藤薫会頭は「ロケーションも最高で集客能力は高い。コロナで疲弊した地域経済の振興に結びつけたい」と期待を寄せた。

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