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特集 : ものづくり最前線

肥料散布機「R-6SC」 落合刃物工業(菊川市) 省力化ニーズに対応【静岡ものづくり最前線】

 大規模化する茶生産者のニーズに応えて、作業効率を高めた肥料散布機を開発した。従来は茶の畝をまたいで機体の左右に設置していた肥料の容器を統合し、中央部に搭載したのが特徴。容量300リットルの大型化で肥料投入回数が減り、大幅な省力化につながった。

作業効率を大幅に高めた肥料散布機「R-6SC」
作業効率を大幅に高めた肥料散布機「R-6SC」

 同社の乗用型茶園管理機に取り付けるアタッチメント(付属装置)の一つ。容器内の肥料はスクリューで均等に分けられて、左右の散布部に送られる。茶園の端で作業する際は、片側だけ散布することも可能。運転席のレバーで操作できる。
 肥料の散布量は手元のダイヤルでスクリューの回転数を変化させて調整する。旋回のたびに装置を昇降させる必要もなくなり、作業時間の大幅短縮を実現した。岩本光晴執行役員開発部長(42)は「肥料の広範囲への散布と操作性の向上はニーズが高い。設計の工夫で二つの機能を両立できた」と手応えを口にする。
 同社によると、茶農家の減少に連動して、1戸当たりの茶園管理面積は拡大傾向。同時に、働き手の確保が難しくなっている。生産コストの上昇は今後も続く見込みで、同社は人手不足を補うための効率化や省力化に向けた提案と製品開発を進めるとしている。

 企業情報 菊川市西方58。1919年創業の茶摘採機・茶園管理機メーカー。従業員105人。

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