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静岡人インタビュー「この人」 村上隆康さん(浜松市中区)浜松市カーボンニュートラル推進事業本部の初代本部長

 市東京事務所長、指定都市市長会事務局参与を経て4月1日から現職。市内総消費電力に相当する電気を再生可能エネルギーで生み出す「浜松市域RE100」を2050年までに実現するため、職員11人体制の新本部を率い、省エネや創エネ、エネルギー産業の振興など脱炭素化関連施策を統括する。56歳。

村上隆康さん
村上隆康さん

 ―所管する業務は。
 「新本部は旧エネルギー政策課と環境政策課の温暖化対策の業務を集約する形で発足した。一言で言えばカーボンニュートラルの実現に向け、省エネと再エネ導入を進める。市の施設で導入し、民間の導入も支援して市全体で行動につなげていく」
 ―これまで市が取り組んできた脱炭素化の成果、課題は。
 「全国トップクラスの日照時間や“からっ風”、市域の70%を占める森林など多様で豊富な再エネの資源に恵まれている。特に太陽光発電導入量は市町村別で日本一。省エネの取り組みも評価されてきた。民間では、大企業は既に死活問題と捉えているが、市民や中小事業者はコスト優先で、意識の浸透は道半ば。いかに理解を広げ、利点を感じられる仕組みを築き、行動変容を促していくかが課題だ」
 ―新本部を置く意義は。
 「温室効果ガスの多くは経済活動、日常生活の中で排出されていて、ライフスタイルの転換が必要。市が庁内横断的かつ短期集中的に取り組むことで、危機感や意欲を一気に高めたい。防災力強化、産業の成長にもつながる仕組みを探りたい」
 ―初代本部長として抱負を。
 「今後、国際社会で脱炭素の政策がさらに強化されるのは明らか。将来に向け、今何をすべきか意識し、道筋をつけたい。市職員には市民の手本になるよう率先した行動を求めていく」

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