下水道使用料「値上げが必要」 伊東市の検討会

 伊東市は12日までに、市下水道使用料等に関する検討会の検討結果を公表した。委員は、下水道事業の経営の健全化のための取り組みとして「料金改定による値上げが必要」との見解で一致した。
 検討会は、関係団体代表や公募市民の委員9人と市幹部の参与2人で構成。昨年10月から4回、会議を開催した。現状の経営の健全性について「健全ではない」とする委員が多数だった。
 独立採算での経営が成り立つ適正金額への改定を求める意見が多く上がった。一方、改定に当たっては、コロナ禍や市内経済の状況を考慮し、時期を見計らう▽段階的に値上げを行う―など配慮の必要性を示した。
 市は2023年度に使用料改定を予定している。市下水道課によると、検討会での意見などを基に改定の方向性を決める。市民に向けて、下水道事業の経営状況の周知も図る。

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