静岡人インタビュー「この人」 山本千鶴さん(静岡市駿河区)日本平ロープウェイ日本平駅の「たいらぎ」で店長を務める
2021年3月に「たいらぎ」がオープンし、店長として着任。「たいらぎ」の前身である「日本平パークセンター」が営業していた2020年11月から日本平駅で働く。趣味は旅行とお菓子作り。最近は県内を巡っている。遊びに行った先々でおいしい料理のお店を探すこととお酒を飲むことが楽しみ。静岡市清水区出身。53歳。

―「たいらぎ」で働く魅力は何ですか。
「自分の感性でお店作りをして、お客さんに受け入れられた時が楽しい。お客さんと接し、スタッフと意見を出し合いながらお店を作っていくことにやりがいを感じる。観光で来られる方や常連さんなど、いろいろな背景を持った人との出会いがたくさんある。仕事が趣味と言ってもいいくらいに楽しい」
―「たいらぎ」への思いを教えてください。
「売っている商品を渡して完結ではなく、訪れた人の人生に組み込まれるお店にしたい。勤めている以上、お客さんに感謝を伝え、お店にも愛情を注ぎ続けたい。みんなが楽しいと思ってくれるのが一番の理想。ゆっくりした時間を提供したいという思いから『たいらぎ』と名付けた。お客さんの心が安らぐお店作りをしていきたい」
―日本平の楽しみ方は。
「ロープウエーやホテルからの景色を見ること。日本平と日本平夢テラスは日本夜景遺産に選ばれていて、富士山だけでなく、夜の海に浮かぶ船や静岡市内の明かりがともるきれいな夜景にも注目してほしい」
―お薦めの商品は。
「『家康公おへそもち』と『家康公あんおかき』。久能山東照宮に監修してもらいながら、共同で開発した。徳川家康の逸話を交えながら販売している」