緑茶で育てたウズラの卵発売 浜名湖ファーム

 浜名湖ファーム(湖西市)はこのほど、県内産の緑茶を飲ませて育てたウズラの卵「おちゃのみうずら」を発売した。管理する9万羽のウズラに、1年前から1カ月あたり400リットルを飲ませて飼育した。

おちゃのみうずらの販売を開始した浜名湖ファームの近藤哲治社長(右)と近藤尚専務=浜松市中区
おちゃのみうずらの販売を開始した浜名湖ファームの近藤哲治社長(右)と近藤尚専務=浜松市中区

 同社の近藤哲治社長は「お茶を飲んだウズラは肉質が良く、内臓もきれい。卵は雑味が少なく、子どもや妊婦の方にぜひ食べてほしい」と話す。今後は同商品を使ったスイーツの販売も検討する。
 製茶工場で廃棄する予定だった茶葉も再利用。堆肥場や鶏舎の通路に敷くことで、消臭効果があったという。
 1ケース21個入りで税込み350円。道の駅潮見坂、おいでん村(ともに湖西市)で取り扱う。当面は月間100パックが販売目標。県内や山梨県の小売店への販路拡大を目指す。

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