静岡ブルーレヴズ、東京に完勝 ラグビーリーグワン

 ラグビーのNTTリーグワン1部第12節第1日は9日、ヤマハスタジアムなどで4試合が行われ、静岡は7トライを挙げ、45―19で東京に完勝した。前半7分にナンバー8スミス、11分にWTBファリアが続けてトライを奪って主導権を握ると、粘り強い守備で相手の攻撃を抑え、後半もトライを重ねて点差を広げた。

静岡―BR東京 前半、攻め込む小林=ヤマハスタジアム
静岡―BR東京 前半、攻め込む小林=ヤマハスタジアム
静岡―BR東京 前半11分、キーガン・ファリアがトライ=ヤマハスタジアム
静岡―BR東京 前半11分、キーガン・ファリアがトライ=ヤマハスタジアム
静岡―BR東京 前半、攻め込む小林=ヤマハスタジアム
静岡―BR東京 前半11分、キーガン・ファリアがトライ=ヤマハスタジアム


 ■苦労人CTB小林 冷静なプレー光る
 度重なる大けがを乗り越えたCTB小林の冷静なプレーがチームのピンチを救った。
 序盤に連続トライを奪ったが、東京の反撃を受けて守勢に回った前半終了間際、SH田上のプレーが危険なタックルと見なされ、シンビン(一時退場)に。チームのリズムをつくるSHを失った窮地で、代役を務めたのが小林だった。
 自陣深くまで攻め込まれた場面をしのぎ、田上に代わって矢富勇が後半11分に入るまで「テンポよくパスを出そうと考えた」。練習でも未経験のポジションだったが、試合後、堀川監督は「FWをコントロールし、しっかりやってくれた」と仕事ぶりをたたえた。
 2020年11月に左膝の前十字靱帯(じんたい)を断裂するけがを負い、リハビリを経て約2年3カ月ぶりで公式戦に出場した。学生時代も含め、前十字靱帯の断裂を両膝合わせて4回経験したが、その度にはい上がってきた。「楽しかった。久しぶりにヤマハスタジアムで試合ができて良かった」。苦労人は充実感をにじませた。
 チームはホームでの白星で自信を深めた。指揮官は「今日はディフェンスの勝利。意図的にスペースをつくり、トライを取る攻撃の精度を高めたい」と次戦を見据えた。

 ■河田 公式戦初トライ「いいアタックできた」
 プロップ河田が公式戦初トライを挙げた。後半4分、シンビン(一時退場)で数的不利な状況の中、相手ラインアウトのミスを突き、ゴール右に飛び込んだ。
 相手にダメージを与えると同時に、チームに勢いをもたらす貴重なトライ。試合後の会見場で「トライは大学1、2年の時以来かな、記憶にない。味わえない感情ですごくうれしかった」と破顔した。
 堀川監督は勝因に「相手SOを封じた守備」を挙げた。攻守にチームを支えた河田は「前半からDFラインをそろえ、いい守備からいいアタックができた」とチームの進化に手応えを示した。

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