常葉大生がパウンドケーキ開発 地元菓子店と協力、販売へ 浜松産レモンなど使用
常葉大健康プロデュース学部健康栄養学科(浜松市北区)の学生らでつくる商品開発チームが、地元の和洋菓子店と協力し、浜松産レモンとセロリを使ったパウンドケーキ「れもん小町」を開発した。8日に市役所で開かれた鈴木康友市長と市民の意見交換会「チャット!やらまいか」で報告し、食品ロス削減についても話し合った。

「れもん小町」は、廃棄されるケースもあるレモンの皮やセロリの一部分を活用。さわやかなレモン風味を生かしつつ、セロリを生地に練り込んで食べやすく仕上げた。商品化は、北区の和洋菓子店「入河屋」がサポートした。5月以降、同店などで本格的に販売する。
メンバー4人が完成に至る経緯を説明。植村友奈さん(4年)は「持続可能な社会を考える上で、限りある食材を無駄なく使っていくことは重要。農作物の廃棄部分を使用した商品を紹介、販売できる場を増やしたい」と述べた。
鈴木市長は「これからも地元産食材のイメージアップ、食品ロスをなくす取り組みを進化させてほしい」と激励した。