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特集 : ものづくり最前線

ソフトケールGABA 日常野菜へ「機能性」発信 磐田市の増田採種場【静岡ものづくり最前線】

 「柔らかくて食べやすく、苦みが少ないケール」が商品のコンセプト。血圧低下作用のあるGABA(ギャバ)を多く含む品種の開発と栽培方法の確立に成功した。2018年末に生鮮葉物野菜で全国初の機能性表示食品に認定され、全国のスーパーや百貨店、通販サイトで販売している。

柔らかく食べやすい「ソフトケールGABA」
柔らかく食べやすい「ソフトケールGABA」

 ゴワつきのない柔らかな葉質を生み出すのに必要な、収穫時の株取りやハウス内で周年栽培する一連のノウハウは特許を取得。土耕だけでなく、植物工場での展開も可能という。先端農業推進を掲げる県の「AOI(アグリオープンイノベーション)プロジェクト」に参画し、栄養価のデータ分析や栽培実証などで協力を受けた。
 カルシウムやビタミン、ミネラルなど栄養豊富で「スーパーフード」と称される一方、国内ではまだほうれん草や小松菜などと比べて知名度が低く、青汁の原料とのイメージも根強い。増田秀美専務は「日本の食文化の中にケールを根づかせ、健康寿命の延伸に貢献したい」と話す。
 生サラダや豚肉と合わせた炒め物、プリンスイーツなどのレシピ開発と絡め、SNSなどでケールの魅力発信を強化している。最近は浜松餃子(ギョーザ)の製造会社と「ケール餃子」でコラボレーションするなど、今後の異業界との連携にも前向きだ。

 企業情報 1926年創業。磐田市上万能168の2。従業員約60人。

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