犯罪被害者支援を強化 富士宮市、署、NPO 3者協定

 富士宮市犯罪被害者等支援条例の制定を受け、同市はこのほど、富士宮署、認定NPO法人静岡犯罪被害者支援センターそれぞれと連携協定を締結した。犯罪被害者らの支援に向けた連携態勢を一層強化していく。

協定書を取り交わした3者=富士宮市役所
協定書を取り交わした3者=富士宮市役所

 市犯罪被害者等支援条例は4月1日付で施行した。条例は見舞金についても盛り込み、遺族見舞金は30万円、重傷病見舞金は10万円を支給する。協定は、関係機関が積極的に連携協力することで切れ目のない支援態勢を構築し、犯罪被害者らの権利利益の保護を図ることを目的とした。市役所で開かれた締結式では、須藤秀忠市長が佐野信浩署長、白井孝一理事長とそれぞれ協定書を取り交わした。
 市立中央図書館では4月末まで犯罪被害者らへの理解を深める関連書籍を並べた特設コーナーを設けている。

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