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静岡人インタビュー「この人」 滝道雄さん 自然公園関係功労者環境大臣表彰を受けた

 富士山の富士宮口や御殿場口、三島市の源兵衛川などで野鳥の生息状況を調査研究し、自然保護と自然公園の適正利用に関する普及啓発に取り組んできた。活動歴56年。専門的な見地から、後進の育成にも力を入れる。71歳。

滝道雄
滝道雄

 ―受賞の喜びは。
 「長年にわたる地道な活動が評価されたと思っている。これまで指導、助力をしてもらった方々にお礼を申し上げたい。今回の受賞を励みに、活動を継続したい」
 ―活動のきっかけは。
 「裾野高1年だった1966年、恩師である理科の担当教諭から野鳥観察の指導を受け、興味を持った。70年に日本野鳥の会と県野鳥愛護協会の会員に。協会の推薦で環境省自然公園指導員になり、富士山で活動を始めた。富士山と山麓に生息する野鳥の種類と分布を調べ、状況を把握することが野鳥保護の第一歩と考えている」
 ―印象深いトピックは。
 「70年代の高度経済成長期は環境破壊や水質・大気汚染による公害が問題視され、繁殖地の減少を目の当たりにした。富士山周辺に生息する県の鳥『サンコウチョウ』に無精卵が多く確認された。東南アジアで繁殖する渡り鳥なので、ベトナム戦争の枯れ葉剤の影響が考えられた。恩師と協力し、こうした調査研究を新聞で報告した」
 ―今後の取り組みは。
 「小学校や地域で野鳥の講演会、探鳥会を開催し、野鳥と自然の素晴らしさを伝えたい。小学生時代に探鳥会に参加していた大学生が、今春から一緒に活動することになった。仲間との活動を幅広い人に紹介し、会員の増加につなげるため、フェイスブックを活用した情報発信を行っていく」

 

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