2021年8月の発煙は「空調故障」 浜岡原発
中部電力は5日、昨年8月に浜岡原発(御前崎市佐倉)の5号機タービン建屋で確認された発煙について、空調設備の故障が原因だったと明らかにした。
中電によると、空調に使う水を冷やしている「常用冷水系冷凍機」の電動機で漏電とショートが生じた。その影響でケーブルが損傷し、熱で導線や被覆が溶けて煙が出たとみられる。今後は定期的な絶縁診断で再発を防ぐとしている。
同建屋では昨年8月17日早朝、複数の火災報知機が作動し、運転員が煙を確認した。けが人はなく、外部への放射能の影響もなかった。