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特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 山口識行さん 寺での寄席を約40年にわたり企画する

 湖西市の落語愛好家らでつくる「新居・寄席あつめの会」の代表。役場職員として働きながら1981年に立ち上げ、地元の寺で長年「本果寺寄席」を続けている。地域住民に落語の面白さを知ってもらおうと開催し、3月で通算92回を数えた。68歳。

山口識行さん
山口識行さん

 -本果寺寄席の特徴は。
 「地域に根ざす本果寺は、住民から親しまれている場所。収容できるのは70人ぐらいで、聴衆と出演者の距離が近い。本堂は声がよく通る造りで、演目の時代にも雰囲気がマッチする。浜松市出身の瀧川鯉昇ら落語家を毎回招き、演目を披露してもらっている」
 -自身も「喜六家清八」の芸名で前座を務める。
 「学生時代は静岡大の落語愛好者の会に所属した。学生時代から上方落語を練習してきたので、関西弁が得意。持ちネタは約30演目で、好きなのは『ぜんざい公社』。お役所仕事を風刺していて、現在にも通じる面白さがある。前座で披露する小話のネタを探すため、普段から三面記事やラジオ番組をチェックしている」
 -落語の面白さは。
 「演目は客の反応と組み合わさって出来上がる。客層に合わせ、ネタや話し方を変える工夫が必要。自分の話で聴衆が笑ってくれた時はうれしい。盛り上がってくると気分がよくなり、ついつい長くしゃべってしまうので気を付けないといけない」
 -今後の意気込みを。
 「本果寺寄席は若手落語家に出演してもらうことも多く、支援の場になっている。自分もこの年になったからこそ、年寄りの主人公を上手に演じられるようになってきた。毎回寄席に足を運んでくれるファンもいるので、これからも続けたい」

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