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静岡人インタビュー「この人」 エドワード・カーさん(伊豆の国市)自然のエネルギーを表現するオーストラリアの画家

 2016年に来日し、伊豆の国市にアトリエを構えた。清水町のサントムーン柿田川内の喫茶店を会場に個展を開催。ライフワークであるアフリカゾウの姿や、柿田川や富士山など県内の風景画を展示する。オーストラリア出身。68歳。

エドワード・カーさん
エドワード・カーさん

 -どんな描き方か。
 「目には見えない自然のエネルギーを描きたい。水彩画紙を何度も水にさらしてから描く技法を開発した。紙と水に、水彩絵の具が静電気のように反応して思いもよらないにじみができる。自分がコントロールできない状況を作り出して自然の力を表現している。透明感を追求するため、基本的に赤、青、黄の3色のみを使う」
 -画家を志した理由は。
 「約40年前に急に思い立った。母国でパイロットをしていた時、地上に降り立ち、目の前に突然広がった景色を描きたいと思った。アーティストである目的は真実を描くこと。ありのままの景観を画面に表現するようにしている」
 -県内での制作は。
 「偶然静岡でアトリエを持つことになったが、必要な材料がすぐに手に入り制作しやすく気に入っている。富士山に憧れていて毎日見られてうれしい。来日前は独自の描き方をしていると自負していたが、水墨画など日本の伝統的な表現に触れ、にじみで見えないものを表す精神が似ていると思った。同じ目標を持つ人がいたと力強く感じた」
 -今後の目標は。
 「多くの人に作品を見てもらうこと。絵を見て心が軽くなるような明るい希望を持てるきっかけになればうれしい。長年、水彩画を描いてきたが地元のアーティストに触発され、油彩画にも挑戦している」

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