食用米で純米酒 エンシュ第2弾 花の舞酒造が醸造

 浜松市浜北区の花の舞酒造はこのほど、浜松パワーフード学会が監修する純米酒「Enshu(エンシュ)」の第2弾を開発した。第1弾と同様に食用米で醸造した。同学会加盟の市内飲食16店で提供している。

地元食用米を使い、精米歩合90%で開発した純米酒「Enshu」の第2弾=浜松市中区
地元食用米を使い、精米歩合90%で開発した純米酒「Enshu」の第2弾=浜松市中区

 鈴木農園(北区)のコシヒカリを使った。浜松酒造(中区)が手掛けた第1弾と同じく米を削る量を極力減らし、精米歩合90%で仕込んだ。飲みやすいようアルコール度数を9%に抑え、食用米のうまみを生かしつつ、切れのある酸味ですっきりとした味わいに仕上げた。第1弾は青色だったラベルを赤色にした。
 花の舞酒造が他の酒蔵と同じブランドの酒を開発するのは初めて。同酒造の山口晃さんは「連携して浜松の地酒を地元や県外に発信したい」と話した。
 地元食材を生かした地域振興に取り組む同学会は、地元食用米を精米歩合90%で開発したエンシュのブランド化を目指している。
 第2弾は第1弾とともに720ミリリットルを3500円(税込み)、100ミリリットルを500円(同)で提供している。

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