⚽Jルヴァン杯 ジュビロ磐田、主力奮起 福岡に1―0 

 Jリーグ・YBCルヴァン・カップ1次リーグ第3節は26日、7試合が行われ、D組は磐田が福岡に勝って初白星を挙げた。

 1次リーグD組▽観衆4613人
①ヤマハ
磐田 1勝1分け1敗(4) 1(0―0 1―0)0 福岡 1勝2敗(3)
▽得点者【磐】金子(1)

 【評】磐田は後半開始早々に挙げた先制点を守り抜き、福岡に競り勝った。
 磐田は前半、守備ブロックを敷いて相手の攻撃を止めてリズムをつかんだ。35分にはMF金子のスルーパスにFW杉本が抜け出したが、GKの好守で得点できず、前半を互いに無得点で折り返した。
 後半8分、MF上原のパスをMF鈴木が折り返し、最後は金子が合わせて先制した。終盤には福岡が攻勢に転じたが、GK八田を中心に守り切った。


 ■完封で今季ホーム初白星 集中、連動 守備改善
 磐田は虎の子の1点を守り抜き、今季公式戦でホーム初白星を挙げた。ルヴァン杯でも3試合目でようやく1勝目を手にした。
 リーグ戦前節で4失点を喫し大敗した浦和戦の教訓を生かした。試合開始から高い集中力を保ち、守備ブロックを敷いて耐える場面と前線から激しく圧力をかける守りを巧みに使い分けた。伊藤監督は「チーム全体で『こういう守備をしたい』というのが、すごく連動してできていた」と課題をすぐに修正した選手を手放しで評価した。昨季まで同僚だったFWルキアンにシュートすら打たせなかった。
 これまで2試合のルヴァン杯は若手主体の布陣だったが、この日はMF遠藤、鈴木、FW杉本とリーグ戦で活躍するメンバーを先発に並べて勝負を懸けた。なかでも杉本は自陣でのピンチを察すると、すぐさま球を追いかける激しさを見せた。遠藤も巧みな寄せと効果的な圧力をかけた。主力の献身的な守備が味方の士気を高めたのは間違いない。
 試合後にはDF陣と今季初先発のGK八田が円陣を組んで完封をたたえ合った。昨年から続く無失点試合後に行う恒例の“儀式”というが、今季初の完封勝利は格別だったに違いない。「素直にみんなが笑顔で集まってくる。こういう試合を続けたい」とDF山本義。チーム全員で体を張った貴重な白星を反転攻勢のきっかけにできるか。

 ■金子が今季初得点
 磐田のMF金子が挙げた今季公式戦初得点は、値千金の決勝ゴールとなった。後半8分、MF鈴木の頭での折り返しをしっかりとゴール前に詰めて右足の太ももあたりで押し込んだ。「危険なところに入っていく清水時代の感覚が戻ってきた」。今季から磐田に完全移籍した背番号40が自信満々に語った。
 MF遠藤とともに中盤の要となった。相手の4-4-2のブロックに対応するため、中盤の4人がボックスやひし形に巧みに陣形を変化させ、優位を保った。この日の活躍にも「リーグ戦で十分手応えのあるプレーを出せていない」と満足していなかった。
 

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