国1浜松バイパス改良整備 事業化へ 国交省、5千万円計上方針

 国土交通省は24日までに、国道1号浜松バイパス(BP)の浜松市南区中田島町―東区長鶴町間6・4キロの改良整備に関し、2022年度予算で国直轄の新規事業として5千万円を計上する方針を固めた。
 国交省が同日公表した公共事業評価では、総費用488億円に対して総便益は1235億円で、新規事業化は「妥当」とされた。全体事業費は640億円。計画交通量は1日当たり5万3900台に上るとした。初年度は用地測量や構造物設計に着手するとみられる。
 同区間は現在、平面4車線で信号交差点が多く、朝夕を中心に周辺道路も含め深刻な渋滞が発生している。計画では、信号交差点が連続する区間を立体化し、平面部分を6車線に拡張する方針。改良後は、南区米津~東名高速道浜松インターチェンジまで13キロの所要時間が現在の26分から20分に短縮し、物流拠点からの速達性が向上。渋滞緩和により交通安全性の向上も期待できる。

いい茶0
あなたの静岡新聞 アプリ
地域再生大賞