「ウミカゼベース」完成 なぶら館に共同空間 御前崎市、ワーケーション需要に対応

 情報通信技術(ICT)を活用したテレワークや仕事をしながら余暇も楽しむ「ワーケーション」の需要に対応しようと、御前崎市は同市港の市観光物産会館「なぶら館」に共同の作業空間を整備し、22日に完成式典を行った。6月末まで無料で利用可能で、7月以降は民間事業者に運営を委ねる。

御前崎市がなぶら館2階に整備した共同の作業空間。窓から海を望める=同市港
御前崎市がなぶら館2階に整備した共同の作業空間。窓から海を望める=同市港

 7年前から空き状態だった同館2階の旧市商工会御前崎事務所を改装し、「UMIKAZEBASE(ウミカゼベース)」と名付けた。座席数は40席。会議などに使える個室やキッチンスペース、無線LAN「Wi-Fi」を備えた。総事業費は1900万円。
 式典で柳沢重夫市長は「さまざまな人を呼び込んで地域を活性化させたい」とあいさつした。
 6月末までは火曜日を除く平日の午前9時から午後5時まで無料で利用できる。土日祝日は不可。問い合わせは市商工観光課<電0537(85)1135>へ。

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