日本画学ぶ学生 御前崎出身の清水さん 故郷で卒業記念展

 多摩美術大(東京都)で日本画を専攻する清水巴月(はづき)さん(22)=御前崎市佐倉出身=の卒業記念展が20日、同市池新田の市立図書館で始まった。27日まで。

200号の大作などが並ぶ清水さんの卒業記念展=御前崎市池新田の市立図書館
200号の大作などが並ぶ清水さんの卒業記念展=御前崎市池新田の市立図書館

 22点を出品した。卒業制作は自身と同じく多摩美術大で日本画を学ぶ妹の翔月(かづき)さん(20)を描いた200号の大作で、同じ道を歩む妹への敬意を込めたという。御前埼灯台から望む風景を題材にした作品は群青の海や白波、雲間から差し込む光などを鮮やかに表現した。
 4月からは同大の大学院に進む清水さん。「4年間は手探り状態だった。これからは社会に目を向け、自分なりに感じたことをかみ砕いて表現したい」と話す。翔月さんの作品7点も併せて展示している。期間中は22、24日が休館。

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