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盛り土隣接の分譲地「前所有者指示で産廃」 元従業員男性が証言 熱海土石流百条委員会

 熱海市伊豆山の大規模土石流に関する市議会の調査特別委員会(百条委員会、稲村千尋委員長)は17日、土石流の起点周辺の開発などに関わった参考人を招き、当時の事情を聴いた。崩落した盛り土部分に隣接する分譲地の造成を行った業者の元従業員の男性は、産業廃棄物を現場に埋めていたことを証言で明らかにした。

土石流の起点周辺の開発に関わった参考人への聴取に望む市議=17日午前、熱海市役所
土石流の起点周辺の開発に関わった参考人への聴取に望む市議=17日午前、熱海市役所

 元従業員は盛り土部分を含む土地を2011年まで所有していた不動産管理会社(神奈川県小田原市)の代表に01~02年に直接雇用されていた。
 元従業員は当時、分譲地の擁壁の建設に携わり、代表の指示を受け、事故で大破した4トンダンプを作業員が現場に埋めていたのを目撃したという。分譲地には現在、住宅が数軒建つが「下には産業廃棄物が今も埋まっている」と話した。
 代表の人柄は「頭脳明晰(めいせき)で土地建物の知識が豊富。会社経営はワンマン。当時は資金繰りにかなり困窮していた」と述べ、給与や取引先への支払いが滞っていたという。
 代表はこれまで静岡新聞社の取材に対し、起点の盛り土造成について直接的な関与を否定していたが、元従業員は「下請け業者が勝手に行うことはあり得ない。代表が工事内容を決めていた」とも証言した。

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