ウクライナ難民支援へ募金 静岡県立大短期大生「傍観したくない」

 ロシアの軍事侵攻でウクライナの避難民が200万人を超えたことを受け、静岡県立大短期大学部の学生有志が14日から、人道的支援に向けた募金活動を静岡市内で行う。

チラシを作成する短期大学部の学生=静岡市駿河区の県立大短期大学部
チラシを作成する短期大学部の学生=静岡市駿河区の県立大短期大学部

 侵攻から2週間。産科小児科医院への爆撃などもあり、子どもを含む市民の犠牲者が増えている。学生は報道などで見て「日本からできることを」と実施を決めた。卒業式を控えた学生も参加し、チラシを制作している。
 社会福祉学科2年の後藤沙環さん(20)は「子どもたちの心身が心配で、傍観したくなかった。食糧などライフラインの提供に少しでも貢献できれば」と話す。佐々木隆志学部長も支援し「卒業生の就職先の保育所や施設にも協力を求めたい」と話す。
 実施は14日から16日まで、午後5時半から約1時間、JR静岡駅の南口周辺で。14~25日まで、小鹿、草薙の両キャンパス(いずれも同市駿河区)に募金箱も設置する。浄財の寄託先は在日ウクライナ大使館か日本赤十字社などを検討している。
 問い合わせは佐々木学部長<メール sasakita@u-shizuoka-ken.ac.jp>へ。

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