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スポーツ流鏑馬 広がれ交流の輪 富士宮の障害者支援NPOが推進

 馬を通じた障害者の就労支援などを手掛ける富士宮市のNPO法人「EPO」(エポ)がスポーツ流鏑馬(やぶさめ)の取り組みに力を入れている。このほどスポーツ流鏑馬の第一人者上村鮎子さん(青森県)を招いた講習会を市内で開いた。

スポーツ流鏑馬の競技会に挑む参加者=6日、富士宮市粟倉
スポーツ流鏑馬の競技会に挑む参加者=6日、富士宮市粟倉

 ホースセラピーなど馬を通じた障害児者向けの就労支援や療育支援を展開している同法人。スポーツ流鏑馬は1年半前に上村さんとの出会いがきっかけで乗馬の経験を生かせる選択肢を広げようと、新たに取り入れた。療育支援を受けている子どもたちとそのきょうだいで活動を始めた。
 練習場所は「スポーツビレッジ村山ジャンボ」が地域や福祉のために、と提供している敷地内に整備したフィールド「土のうえ空のした」(同市粟倉)。一般の大人向けの教室を始めたほか、就労支援に通う利用者らでフィールド内に流鏑馬のコースを整備したり、職員がスポーツ流鏑馬のインストラクター資格を取得したりするなど活動を進めてきた。来年3月には山梨県の乗馬クラブとの合同競技会を計画している。
 講習会は一般の初心者や経験者の子どもたちら30人が参加した。上村さんから基本動作や安全確保のポイントなどの指導を受けた。経験者の子どもたちは流鏑馬で得点を競う競技会に挑戦した。EPOの高橋智理事長は「障害者支援の枠にとらわれずスポーツ流鏑馬を通じて交流の輪を広げたい。地域を巻き込んでいけたら」と語った。

 <メモ>スポーツ流鏑馬 疾走する馬上から三つの的を弓で射て、精度を競う流鏑馬競技。2002年、全国の流鏑馬愛好家が集まって流鏑馬競技連盟が創設された。伝統的な流鏑馬に対し、競技としての流鏑馬は射法や儀式的部分を重視せず、純粋に的中率を競う。

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