高齢者の移動支援 福祉施設車両を活用 新手法、可能性探る【浜松市議会一般質問】
山下昭一健康福祉部長は、社会福祉施設の送迎車両を使った住民主体の移動支援サービスを市内で導入できないか、可能性を探っていると明らかにした。山崎氏に答えた。
市によると、高齢者の身の回り支援に取り組む地区社会福祉協議会の間では、車での移動支援サービスを始めたいとの希望が聞かれるが、経費面や法の規制などで課題が多い。そこで、利用者の送迎車を運行する施設の協力を得て新たなサービスのモデルができないか検討を始めた。
2020年度、地域の団体や事業者らでつくる「生活支援体制づくり協議体」で市内62施設にアンケートを実施したところ、条件次第で車両の提供が可能と答えた施設が45%に上った。今後、サービスの提供体制や手法の検討を進めていくという。