テーマ : 福祉・介護

「世話する家族いる」1万733人 静岡県ヤングケアラー調査

 静岡県は9日の県議会厚生委員会で、小5~高3を対象に初めて実施したヤングケアラー実態調査の速報値を報告した。約23万5千人が回答したアンケートで「自分が世話(ケア)をしている家族がいる」と答えた児童生徒は4・6%の1万733人。国が2020年度に実施した中高生対象の抽出調査の4・8%に近い結果だった。
 調査は一部の通信制高を除く全小中高で実施し、9割超の児童生徒が回答した。「世話をする相手」(複数回答)は父母が50・4%、きょうだいが49・9%、祖父母が26・1%など。「担う世話の内容」(複数回答)は家事が45・3%で最も多く、保育園などの送迎が29・7%、見守りが27・2%と続いた。
 世話の頻度は「ほぼ毎日」が41・8%で最多。「世話をすることにきつさを感じるか」との設問では「感じない」が74・3%と大半を占めたが、「時間の余裕がない」「精神的にきつい」との回答も8~9%あった。県はデータを分析し、改めて公表する予定。
 県は、市町の支援体制構築を促すコーディネーターの配置などを進めるため、22年度一般会計当初予算案に1790万円を計上した。委員会で河本大輔こども家庭課長は「当事者団体の助成制度も設け、障害のあるきょうだいがいる人の交流や、高校生による啓発活動などを支援したい」と説明した。

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