オクシズ人口減防げ 静岡市の産官学連携 魅力発信事業など報告

 静岡市北部の中山間地「オクシズ」の人口減少を食い止めるため、2021年6月に発足した産官学連携プロジェクトのメンバーが3日、21年度の活動報告会を市役所静岡庁舎で開いた。オクシズの魅力発信など初年度の活動を振り返り、今後の課題を共有した。

初年度の活動を振り返った報告会=静岡市役所静岡庁舎
初年度の活動を振り返った報告会=静岡市役所静岡庁舎

 「葵区Move To Okushizu」と銘打ったプロジェクトのメンバーは市職員と民間事業者、学生で構成する。初年度は「魅力発信」「移住情報発信」「移住者の暮らし充実」の3チームに分かれて活動した。
 魅力発信チームは、移住者向けの葵区の地図や動画の作成などの取り組みを紹介した。メンバーの常葉大の学生は今後のさらなる移住促進に向け、「移住希望者と市民がつながる機会があった方がいい」などと提言。移住情報のデジタル化推進の必要性も訴えた。
 各チームは22年度以降の取り組みとして、新東名高速道のサービスエリアでのイベントや、中山間地への移住を検討する人向けの短期移住体験などの展開を提案した。継続的な活動を通して、首都圏でオクシズを知っている人の割合、移住情報サイトの閲覧回数、移住者の定住率の向上などを目指す。
 田辺信宏市長は「初年度は連携の礎となる人間関係ができた。来年度以降にどうつなげ、公益性、事業性を両立させていくかが肝心」と述べた。

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