知人の命、AEDで救う 西区の岡崎さんらに感謝状 浜松市消防局
浜松市消防局は28日、南区の市新橋体育センターでの救急事案で救命活動に協力したとして、西区篠原町の岡崎正喜さん(66)と、同センターを指定管理する遠鉄アシスト(中区)に感謝状を贈った。岡崎さんらは救急隊が到着するまでの10分間程度、傷病者の救命措置を行った。

同局によると、昨年12月、テニスサークルの活動中に岡崎さんの知人の60代男性が倒れて、意識を失った。岡崎さんはすぐに心臓マッサージを始め、周囲の人に消防への通報と自動体外式除細動器(AED)の調達を依頼した。
当時、同センターにいた職員の杉浦義幸さん(61)、杉山正芳さん(42)、大石弘明さん(68)がAEDを持って駆け付け、心肺蘇生を実施。男性は意識を取り戻した。
消防団で以前活動していた岡崎さんは「救急救命講習を受けた経験があったので、ためらいはなかった。また一緒にテニスを楽しみたい」と笑顔を見せた。