健康づくりやDX重点 長泉町当初予算案 一般会計最大159億円
長泉町は24日、2022年度当初予算案を発表した。社会保障経費の増大や住民の生活環境整備を図る大型事業の実施に伴い、一般会計は21年度当初比3・2%増の159億3千万円と過去最大規模。21年度に始まった第5次町総合計画に掲げた「子育て支援」「健康づくり」「にぎわいづくり」「DX(デジタルトランスフォーメーション)推進」を重点施策に挙げた。

池田修町長はアフターコロナを見据えた活性化の必要性を指摘。まちづくり参画につなげる町民活動を支援するために新設した補助制度を挙げ、「団体活動を支援して町の活力を生み出したい」と強調した。
主要事業はパークゴルフ場や鮎壺公園の整備を進める。マイナンバーを活用した高齢者などのタクシー利用助成事業を開始する。公共施設のWi-Fi環境を構築するなど、DX推進にも力を入れる。下土狩地区にはコワーキングスペースの拠点を設ける。
一般会計の歳入は、経済の回復傾向から個人町民税や固定資産税の増額を見込み、町税が3・2%増の93億4200万円。財政調整基金の残高の減少を踏まえ、起債の比重を大きくしたため、町債は21・6%増の4億5千万円となった。