サポーター団体、J3沼津支援 ライセンス維持へ機運醸成 2月28日から展示会
「東部地域にJリーグをこれからも」-。サッカーJ3アスルクラロ沼津のサポーター団体「沼津ダラーズ」が、スタジアムの照明問題でクラブが直面するJ3ライセンス喪失の危機回避へ、支援活動に乗り出した。クラブの歴史などを紹介する展示会を開催予定で、照明改修に向けた機運の醸成につなげる。

ホームの愛鷹広域公園多目的競技場は夜間照明が基準を満たさず、ライセンス維持には今季中の改修が求められている。クラブは、クラウドファンディングや企業版ふるさと納税などで資金調達を進めている。
ダラーズは第1弾として、28日から3月27日まで、沼津市大手町のJR沼津駅ビル「アントレ」内の観光案内所で展示会を開く。地域に愛されてきたクラブの魅力を知ってもらうため、地域リーグ、JFL時代の写真や歴代のユニホーム、サポーターが寄せたメッセージなどを並べる。
今月19日にはメンバー5人が市内に集まり、展示写真の選定などを行った。「沼津にJクラブが誕生し、誇りができた。築き上げたものを簡単になくしてはいけない」と思いを語り合った。
リーグ開幕後は、ホーム戦に合わせた活動などでクラブに協力していく。渡辺高久代表(38)は「アスルのポテンシャルを信じている。後悔しないためにできることをやり、未来のJ2、J1昇格につなげたい」と言葉に力を込める。