未来のアスリート まずは「食」から 沼津市が小中生支援本格化

 沼津市は、地域活性化の柱としているフェンシングをはじめ、市内の小中学生アスリートを対象にした食事ケアを本格化させる。「基本は体作りから」。保護者も対象に19日、成長期の食事の大切さやプロテイン摂取の考え方などを取り上げるセミナーを市内で初開催し、次代を担う人材づくりを始める。

フェンシングのイベントに参加する小学生ら。沼津市はジュニアアスリートの育成を「食」でも支援する=昨年11月、同市(画像の一部を加工しています)
フェンシングのイベントに参加する小学生ら。沼津市はジュニアアスリートの育成を「食」でも支援する=昨年11月、同市(画像の一部を加工しています)

 包括連携協定を結んでいる日本フェンシング協会と連携する。セミナーの講師は、同協会のゴールドパートナーで食品宅配サービスなどを手掛ける「SL Creations」(本社東京)の管理栄養士秋山里実さん。食事面からトップアスリートを支える経験をもとに子供たちの体作りの意義を紹介する。セミナーには広くスポーツに励む小中学生と保護者の約30人が参加予定で、食事面での注意点や効果を聞く。官民でつくるフェンシングのまち沼津推進協議会が主催する。
 市はフェンシングによるまちづくりを進める一方、対象をスポーツ全体に広げて国内外で活躍するアスリート創出や地元を担う人材育成にも着手する。来年1月に完成する新総合体育館を舞台にした大会誘致などを図る。
 市ウィズスポーツ課の横山憲利係長は「スポーツ全般において人材育成につながれば」と話す。
 
 ■「生活全般への意識 重要」
 フェンシングサーブルでシドニーとアテネ五輪に出場し、代表コーチなどの経験を持つ沼津市ウィズスポーツ課の長良将司主任体育指導員は、これまでの経験を踏まえ「成長期では食事を含めた生活全般に意識を持つことが大事」と強調した。
 成長期に得るべき栄養などを摂取せずにいると、体作りにも影響すると指摘。現役時代に海外を転戦した際に偏った食事を取ってパフォーマンスが低下したこともあり、成熟期でも食事には気を配るべきとした。
 長良氏は現在、市が指定した強化選手の小中学生5人など地元のジュニア世代の指導を担う。世界を視野に育成しているとして、日ごろから生活面でも考えて行動する重要性を示している。
 

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