地域連携強化へ担当ポスト新設 JR東海、静岡支社に
JR東海は17日、リニア中央新幹線の大井川水問題を巡り、流域市町との連携を強化するためのポストとして、静岡支社内に副支社長と担当課長を3月1日付で新設すると発表した。同社に対する要望の窓口や社内の調整業務を担う。
同社に対しては、国土交通省の専門家会議が中間報告で、県や流域自治体との双方向のコミュニケーションを十分に行うよう指摘。昨年9月の流域自治体との意見交換会でも、地域振興を担う部局設置の提案があった。金子慎社長は17日の記者会見で「水資源の問題は工事完了後まで息の長い対応が必要になる事情を考慮した」と体制強化の意図を説明した。
副支社長には平永稔・中央新幹線推進本部中央新幹線建設部名古屋建設部長野工事事務所長、担当課長は簱谷正樹・静岡支社静岡保線区長が就く。