静岡・三保に商業施設 プロサーファー合志さん、夏の開業に向け奮闘

 静岡市清水区三保でサーフショップなどを運営する「ゴーシーズ」の社長でプロウインドサーファーの合志明倫さん(48)=同区=が、三保半島の“入り口”の水上バス「三保のりば」近くに新コンセプトの商業施設を完成させようと奮闘中だ。開業は今夏。それに向け、昨春には隣接地の閉館したホテルを教育旅行や水上バスの待ち合いスペース用に改装した。合志さんは約30年住み、愛する三保の可能性を確信している。

新商業施設「ウラレナ」の完成予想図(合志さん提供)
新商業施設「ウラレナ」の完成予想図(合志さん提供)
水上バスの「三保のりば」近くの商業施設建設予定地に立つ合志明倫さん=2月上旬、静岡市清水区三保
水上バスの「三保のりば」近くの商業施設建設予定地に立つ合志明倫さん=2月上旬、静岡市清水区三保
商業施設建設予定地
商業施設建設予定地
新商業施設「ウラレナ」の完成予想図(合志さん提供)
水上バスの「三保のりば」近くの商業施設建設予定地に立つ合志明倫さん=2月上旬、静岡市清水区三保
商業施設建設予定地

 新たにオープンさせるのは1階にレストラン、2階にキッチン付きの宿泊施設が入る商業施設。延べ床面積は約350平方メートル。2千平方メートル以上の敷地にサウナやバーベキュー施設を併設し、アウトドアショップが進出する。沖縄・宮古島の生産者から取り寄せたパパイアなどのジュース、三保の清浄な地下海水で育てた「三保サーモン」を提供する予定だ。結婚式やマルシェに対応するほか、クルーズ船で訪れた外国人らももてなす。
 熊本県出身で、三保半島にある東海大海洋学部に進学以来、この地で暮らし続ける。「三保を盛り上げたい」「三保に住む人を増やしたい」。そんな熱意が東京都内の経営者に伝わり、地元を含めた複数の企業と出資の交渉が進む。約2億円の建設費全額の融資を受け、近く着工する。
 周囲には同大海洋科学博物館などがあるものの、民間を含めて休憩施設がなかった。一方、新型コロナウイルスの感染拡大前は年間数万人が乗り降りしていた。同大海洋学部の講師も務める合志さんは「『海が好き』『海を大事にしたい』という思いだけでは地域活性化につながらない」と話し、「玄関口を一層にぎやかにして三保全体の周遊につなげたい」と訴える。
 新たな施設は米ハワイ・マウイ島で夕日に照らされ赤や黄色に輝く雨天を指す「ウラレナ」と名付ける。合志さんは海外の超富裕層が「スーパーヨット」で直接訪れられるよう、誘致を展開していく。

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