テーマ : 福祉・介護

介護施設で職員の子ら預かり 浜松市、予算案に事業費を計上

 浜松市は2022年度、介護事業所職員が安心して働ける環境の整備や、異世代間の交流機会創出を目指し、夏休み期間中に職員の子どもらを職場で預かる「かいごTERAKOYA(てらこや)」事業に乗りだす。市によると、国が掲げる共生型サービスの実践として、同様の取り組みは全国初という。10日発表した22年度当初予算案に事業費500万円を盛り込んだ。

かいごTERAKOYAのイメージ
かいごTERAKOYAのイメージ

 市内の5介護事業所を選び、1事業所当たり10~15人程度の子どもを受け入れる。保護者の費用負担はない。施設内では子どもと高齢者が触れ合う機会も設けるため、子どもが福祉の仕事を身近に感じたり、高齢者の介護予防につながったりといった相乗効果を見込んでいる。事業実施に当たっては、新型コロナウイルス感染拡大の状況を考慮する。
 受け入れ対象には、施設近隣の小学生を含める予定。利用希望者が多い市内の放課後児童会(学童保育)の負担軽減も期待できるという。
 第8期市介護保険事業計画(21~23年度)の推計によると、高齢化による介護需要の増加に伴い、25年度には同市で約2200人の介護職員が不足する見込みで人材確保は大きな課題。ただ、子育て中の世代が「長期休暇中の子どもの預け先がなくて不安」などの理由で勤務や求人応募をためらうケースがあり、就業環境の向上が急務となっている。

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