自転車愛好家ら伊豆南部に誘致 スルガ銀行と川崎の企業が連携協定

 伊豆市にサイクルステーションを持つスルガ銀行と、南伊豆町にサイクリストに特化した宿泊施設を設けた「プレジャー」(川崎市、木村仁彦社長)は、伊豆半島を舞台に自転車による地域活性化へ連携する。10日、協定を締結し、両社の施設を拠点にしたイベント共催とサイクリスト誘致の促進を確認した。
 イベントは、スルガ銀が昨年9月に伊豆市に設置したサイクルステーション「KANOBASE(カノベース)」と、プレジャーが昨年11月に開業した宿泊施設「JU―ZA(ジューザ)」を結ぶサイクリングを検討。上級者から初心者まで幅広い層が参加できる内容にする。
 誘致を目指すのは、飲食や宿泊、休憩施設が限られサイクルツーリズムの“空白エリア”とされる伊豆半島南部。同所は起伏に富み、長距離のアップダウンから相当の脚力が必要なため従来、上級者向けだったが、初心者からの「自転車を安全に保管しながら泊まりたい」とのニーズを踏まえ、同社がピットやラウンジを備えた宿泊施設を構えた。
 自転車による地域活性化へ長年、専従で取り組むスルガ銀の深田聡朗サイクリングプロジェクトキャプテンは「JU―ZAの開業で現地を『分割して走る』との選択肢が生まれ、幅広い層が楽しめる環境になった」と、今後も新たな拠点づくりを見据えながら取り組むとした。
 (東部総局・高橋和之)

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