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特集 : 熱海土石流災害

復興に「住民の声を」 熱海土石流から7カ月、冥福祈る

 26人が死亡し、1人が行方不明になっている熱海市伊豆山の大規模土石流が発生してから7カ月が経過した3日、被災地では住民や被災者らが集まり、犠牲者の冥福を祈った。土砂の撤去がほぼ終わり、今後、復興計画を策定する市に対して被災者は「住民の思いを丁寧にくみ取り、反映してほしい」と望んだ。

慰霊台に手を合わせ、犠牲者の冥福を祈る住民=3日午前、熱海市伊豆山
慰霊台に手を合わせ、犠牲者の冥福を祈る住民=3日午前、熱海市伊豆山

 現場近くの寺院「般若院」では、住民団体「熱海伊豆山で心をつなぐ集い」が法要を営み、土石流で流された足湯跡に設けられた慰霊台に参加者が焼香した。大舘節生代表は「月日がたっても私たちには忘れられない日。集いの輪を今後広げていきたい」と話した。伊豆山地区連合町内会の当摩達夫会長は「復興に向けて少しずつ進んでいかなければ」と語った。
 遺族、被災者でつくる「被害者の会」も現場付近で黙とうをささげた。被災したクリーニング店を昨年11月に再開した岡本政夫さん(70)は、応急仮設住宅で暮らす被災者に思いを寄せ、「単に道路や河川を直すのではなく、みんなが帰って来たくなるようなまちづくりが大切」と言葉に力を込めた。
 市は復興計画の策定に向けた検討委員会を今月中に設置する方針。住民への情報提供や意見交換の場も設ける予定だ。神奈川県湯河原町の応急仮設住宅で暮らす太田滋さん(65)は「被災者の声をきちんと聞いているのか疑問。地域の将来のために、特に若い人や女性の意見を聞いてほしい」と要望した。
 

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