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静岡人インタビュー「この人」 大塚幹也さん(静岡市駿河区) 仏像巡りの本を出版した

 懸仏(かけぼとけ)など県内の垂迹(すいじゃく)美術を調査・研究する。このほど、編著した「静岡県で愉しむ仏像めぐり」(静岡新聞社)を出版した。県内の高校で教員を務め、県教育委員会では指定文化財の管理を担当した。現在は県立静岡中央高教員。61歳。

大塚幹也さん
大塚幹也さん

 ―垂迹美術への関心のきっかけは。
 「中学の修学旅行で訪れた東大寺戒壇堂で四天王像に圧倒された。教員となり教え子が成長していく姿に刺激され、興味があった懸仏の研究を始めた」
 ―県内の仏像の特徴は。
 「全国的に有名な仏像のほか、文化財指定を受けていなくとも地域で大切に守られてきたものもある。特に伊豆地域に多く残り、住民の戦乱や天災に対する思いを受け止めてきたのだろうと想像する」
 ―鑑賞のポイントを。
 「種類やつくられた時代など違いはさまざまだが、地域ごとに巡ればそのエリアの歴史や文化も理解できる。心引かれる一体に出合ってほしい」
 ―新型コロナウイルス禍に仏像はどんな存在か。
 「仏像を前にすると雑念が変化していく。制約が多い毎日だが、今できることやなりたい自分に気付けるかもしれない」
     ◇
 中野観音堂(静岡市葵区)の千手観音立像や西光寺(沼津市)の阿弥陀三尊立像がお気に入り。

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