駿河湾、世界の海洋研究拠点へ 静岡県自民国会議員、研究船誘致など議連設立

 気候変動がもたらす海洋問題の解決に向け、静岡県内の自民党国会議員が31日、「駿河湾スマートオーシャン議員連盟」を設立した。駿河湾の特性を生かして世界を代表する海洋研究拠点の構築を目指す。海洋研究開発機構が建造を進めている北極域研究船の清水港への誘致、基地化を目標に掲げる。

県内の自民党国会議員が参加して開かれた議連の設立総会=31日午後、国会
県内の自民党国会議員が参加して開かれた議連の設立総会=31日午後、国会

 設立趣意書では、駿河湾を中心とするエリアを日本初の海洋のスマート化の舞台と位置付けた。国際的な海洋研究・教育文化拠点を核に、研究リゾート機能も有する「国際海洋連携中枢都市圏(海洋版デジタル田園都市構想)」を形成する意義を強調している。
 地球深部探査船「ちきゅう」や県の「マリンオープンイノベーション(MaOI)プロジェクト」、集積している海洋関連の研究・教育機関に加え、北極域研究船の研究基地となれば「国際的な魅力はさらに高まる」とも指摘。実現への取り組み方針を明記した。
 2月に研究機関や企業、自治体とともに推進協議会を立ち上げ、全体ビジョンを策定する。4月にシンポジウムを開催し、市民への理解促進も図る。国会内の設立総会で会長に選出された上川陽子氏(衆院静岡1区)は「力を合わせてプロジェクトを押し上げていく」と述べた。

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