富士山噴火、住民と備え 沼津高専生が防災イベント

 沼津高専(沼津市)は30日、学生と地域住民が富士山噴火を考えるイベント「高専生と学ぶ火山防災」を同市の門池地区センターで開いた。来場した住民ら約60人が、学生が製作した防災教材や体験を通じて噴火防災について理解を深めた。

溶岩流の到達時間の区分ごとに色を塗る来場者=沼津市の門池地区センター
溶岩流の到達時間の区分ごとに色を塗る来場者=沼津市の門池地区センター

 地域住民に富士山噴火への備えの意識を高めてもらおうと、有志の学生6人が主体となって企画。ものづくりやシミュレーションなど授業で学んだ内容を活用し、学際的アプローチで製作した教材や資料などを並べた。
 来場者は、3Dプリンターで立体化した地図を使ったハザードマップを見学。溶岩流の到達時間の区分ごとに色を塗ったり、球体を転がして溶岩が流れる道筋を確認したりして被害状況を理解した。噴火時に活用されるドローンの操縦体験や、学生による講演も行われた。
 機械工学科5年の中野友暉さん(20)は「火山災害に興味を持ってくれる人が多かった。周知する場は大事だと感じた」と語った。同市の自営業大橋和広さん(51)は「地域の若者の防災意識が高いのは心強い。美しい富士山がいつ凶器になってもおかしくないと分かった」と話した。
 

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