オンラインで書道稽古 三島の「房仙会」 スリランカからも参加

 三島市の書家福田房仙さん(72)が主宰する書道教室「房仙会」は、新型コロナウイルスの影響で対面の指導が難しくなる中、オンラインを活用した書の稽古を続けている。全国の生徒約50人に加え、日本への留学を志すスリランカの学生にもモニター越しに指導する。オンラインの長所を生かし、新たな教室の形を模索している。

オンラインで書の指導を続ける福田さん=三島市
オンラインで書の指導を続ける福田さん=三島市

 スリランカから参加するのは、同国で日本語学校に通うラヴィンドゥ・ウィクラマシンハさん(21)。予定していた岡山理科大への留学がコロナの影響で中止となり、再び日本への留学に向けて書を学び始めた。書道を通じて日本文化にも目を向け、「将来は良い書道家になりスリランカで教えたい」と新たな夢も抱いている。
 オンライン教室は月に7日開催し、生徒は参加できる日を選んで自由に指導を受けられる。手本を書くときは手元を撮影しながらリアルタイムに映像を流し、生徒からは「細かな筆先の動きも伝わりやすい」と好評。福田さんは「対面指導よりも3倍ぐらい上達している」と話す。
 指導歴は50年を数え、コロナがまん延する前は全国6カ所へ毎月訪れて教室を開いていた。オンラインの活用でつながる世界がさらに広がり、「より細かな指導もできるようになった」と手応えを感じる。生徒も都合に合わせて自宅で受けられ、モニターを通して互いに学び合えるなどメリットは大きい。「どうすれば書を学びやすいか」。福田さんはより良い方法を探っている。

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