史跡、自然、食…魅力いっぱい 岳鉄沿線 徒歩の旅

 富士市の岳南電車(通称・岳鉄)は22日、謝恩企画の一環として「がくてつウォーキング2022」を開催した。多くの来場者が吉原本町駅から岳南富士岡駅まで約7・1キロの道のりを歩き、沿線の魅力を味わった。

地図を受け取ってウオーキングに出発する参加者=富士市の岳南電車吉原本町駅
地図を受け取ってウオーキングに出発する参加者=富士市の岳南電車吉原本町駅

 7000形車両導入25周年の謝恩イベントで、2月13日までの土曜、休日が運賃無料になっている期間に合わせて企画した。
 思い思いの時間に吉原本町駅を降りた来場者は地図を受け取ると、吉原商店街や住宅街を流れる田宿川の遊歩道、源頼朝にゆかりのある鎧ケ淵親水公園、竹採公園など史跡や公園を巡り、かぐや姫伝説が残る周辺の歴史や豊かな水の恵みを楽しんだ。参加者特典を設ける飲食店もあり、吉原宿の木札も無料配布された。
 両親と参加した今泉小3年の男子児童は「富士岡駅で食べるクレープを目標に頑張る」と元気に出発した。石井謙一社長は「電車で訪れ、沿線の街の魅力を発見してほしい」と話した。
 2月11日には吉原駅をスタートして沿岸部を巡る11・2キロの「富士と潮風、毘沙門天コース」を実施する。

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