東伸紙工、紙製ファイル 富士市に寄付

 富士市原田の紙加工メーカー「東伸紙工」はこのほど、プラスチック製のクリアファイルの代替品となる自社製造の紙製クリアファイル3千枚を市に寄付した。市は「紙のまち富士市」やSDGsのPRに役立てる。

紙製ファイルを寄付した久保田社長(中央)=富士市役所
紙製ファイルを寄付した久保田社長(中央)=富士市役所
文書が見えるよう工夫された紙製ファイル
文書が見えるよう工夫された紙製ファイル
紙製ファイルを寄付した久保田社長(中央)=富士市役所
文書が見えるよう工夫された紙製ファイル

 同社は独自の紙加工、印刷技術を活用し、昨春から紙製ファイルの製造販売を開始。市シティプロモーション課は多数の名産品を描いたオリジナルデザインのファイル製造を依頼し、活用を始めた。
 同社は、紙製ファイルの認知度向上や普及拡大を目的に、市のオリジナルデザインのファイルを寄付した。寄付したのは、上質紙のファイル2千枚と、プラスチック製に使用感を近づけるためトレーシングペーパーを使用して文書が見える工夫をした独自の新商品のファイル千枚。
 市役所で開かれた贈呈式で久保田基之社長は「紙製ファイルは、紙のまちとして富士市をPRした後、古紙として市に戻り、再利用される」と意義を強調した。小長井義正市長は「脱プラスチックの流れの中、SDGsにつながる素晴らしい取り組み。積極的に活用する」と話した。

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