新型コロナ飲み薬、静岡県内で取り扱い開始 供給不十分、登録薬局に限定

 新型コロナウイルス感染症の国内初の飲み薬「モルヌピラビル(商品名ラゲブリオ)」の取り扱いが、県内でも本格的に始まった。軽症から中等症の患者が使えるカプセル剤。重症化を防ぎ、爆発的に感染が拡大しているオミクロン株にも効果があるとみられている。

県内でも取り扱いが始まった新型コロナウイルス感染症の飲み薬=21日午後6時半、浜松市中区
県内でも取り扱いが始まった新型コロナウイルス感染症の飲み薬=21日午後6時半、浜松市中区

 米製薬大手のメルクが開発した。昨年末に特例承認されたが、供給量がまだ不十分のため、国が登録した薬局などに限定して配分している。県内では21日時点で、薬局651カ所が登録した。このうち、在庫があるのは396カ所前後。県薬剤師会の品川彰彦常務理事は「在庫のある薬局が増えれば、より速やかに薬を届けられるようになる」と期待する。
 投与対象は重症化の恐れがある18歳以上の感染者。医療機関を受診して「投与が必要」と医師に判断されれば、薬局の薬剤師が電話やオンラインで薬について説明し、5日分(40錠)を配送する。県内でも既に患者への処方が始まっているという。全額公費負担とし、無料で提供する。
 処方箋を出す県内の医療機関は17日時点で331カ所。入院患者のいる病院や、へき地の医療機関は院内処方を行っている。

 

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