東日本大震災の被災文化財 復興までの道紹介 静岡市清水区・旧五十嵐邸

 静岡市清水区蒲原の国登録有形文化財「旧五十嵐邸」で、東日本大震災で被災した宮城県気仙沼市の歴史的な建造物の再建についてのパネル展「文化遺産とまち、ひと、復興」が開かれている。2月17日まで。

宮城県気仙沼市の歴史的な建造物が復興した姿を紹介するパネル展=静岡市清水区蒲原の旧五十嵐邸
宮城県気仙沼市の歴史的な建造物が復興した姿を紹介するパネル展=静岡市清水区蒲原の旧五十嵐邸

 同市「風待ち地区」の文化財6棟を12枚のパネルにまとめた。1階部分が津波でさらわれ倒壊した「武山米店」が2018年に再建し新たにカフェスペースを設置して地域の憩いの場になっている姿や、三階部分だけが残された酒造「男山本店」が残った建材を再利用して元通りに再建されたことなどを写真や住人の思い出話を交えながら紹介している。
 復興活動中の同地区と交流があり、募金活動にも協力したNPO法人旧五十嵐邸を考える会(片瀬信江理事長)が企画した。片瀬理事長は、震災後に日本各地で多くの登録有形文化財が再建されないまま失われたとして「災害で壊滅的な被害を受けながらも復興した姿をぜひ見てほしい」と話した。

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