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特集 : この人

静岡人インタビュー「この人」 橋本二三生さん(浜松・浜北区貴布祢) 高柳賞を受賞した

 浜松電子工学奨励会が「日本のテレビの父」と呼ばれる高柳健次郎氏の功績をたたえ、電子科学の優れた研究をたたえる表彰制度で奨励賞に選ばれた。2021年度の受賞者5人の中で最年少。浜松ホトニクスに勤務する。29歳。

橋本二三生さん
橋本二三生さん

 ―なぜ研究者の道に。
 「高校時代に骨折し、病院で3D(3次元立体)画像を見て医用画像に興味を持った。大学と大学院に進んで診療放射線技師の免許を取得したが、研究の方が合っていると思った」
 ―受賞した研究内容は。
 「AI(人工知能)の深層学習技術を利用した医用画像処理。データを集めてAIに学習させなくても、人の視覚野をモデル化した潜在的な能力でPET(陽電子放射断層撮影装置)画像の画質を改善できる」
 ―研究を始めた理由は。
 「前例が少なかったり、なかったりする症例ではデータが十分に用意できず、AI学習が難しい。診療放射線技師の実習で医療現場を回り、さまざまな患者と接した経験から、AI学習の課題を解決したかった」
 ―今後の展望は。
 「多くの症例に活用でき、放射線被ばくの低減にもつながる。プログラムは既に完成している。医療現場への還元を目指し、まずは22年中に動物のPET検査で運用を始めたい」
     ◇
 学生時代はハンドボールと、バンド活動に打ち込んだ。
 

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