富士宮市出身の女優 渡辺梓さん 挑戦する姿を見せたい【とうきょうウオッチ/インタビュー】

 20年以上在籍した俳優養成所「無名塾」を2021年に離れ、フリーで活動中。「人生の後半戦」と位置付け、興味あるテーマや題目に挑む。出演作はNHKの連続テレビ小説「和っこの金メダル」など。52歳。

渡辺梓さん
渡辺梓さん

 ―無名塾を離れた理由は。
 「本当にやりたいことをゼロに戻って探そうと思ったから。ただの『オバチャン』で終わるかもしれないが、役者を全うできる道を見つけたい」
 ―若い役者やスタッフとの仕事も多い。伝えたいことは。
 「せりふが膨大で覚えられず、ぶざまな姿を見せることもある。ただ、失敗したっていいし転んでも立ち上がればいい。若い人には大切だ。人生は何があってもおかしくない。だから必死にやってきた。いくつになっても挑戦する姿を見せたい」
 ―21年末に演じた「戯曲組」の公演「エアスイミング」は、「女性らしくない」など理不尽な拘束を受けた女性たちを描いた作品。何を訴えたかったか。
 「性別や社会的立場によって、無意識のうちに何かに閉じ込められている人たちがいる。エアスイミングは、そうした社会の閉塞(へいそく)感を解放してくれる可能性がある作品だ。主人公の女性2人が閉じられた世界の中で必死に生きようとする姿や助け合う関係性に、観客は共感し、感動してくれた。原作を読みたいという人もいた。今後も題材と向き合い、また演じたい」

いい茶0
メールマガジンを受信する >