⚽沢登氏「クラブに恩返し」 清水ユース監督就任会見

 J1清水は16日、清水ユース監督に就任した元日本代表MF沢登正朗氏(52)の記者会見をオンラインで行った。現役14年間をプレーした清水への17年ぶりの復帰。「エスパルスで指導を始めることができたのは私にとって大きな出来事」と喜びを表し、大学での9年間の指導経験を生かし「さらなるユースの発展につながれば」と意気込んだ。

清水ユース監督に就任し、選手たちと向き合う沢登氏=鈴与三保グラウンド(清水エスパルス提供)
清水ユース監督に就任し、選手たちと向き合う沢登氏=鈴与三保グラウンド(清水エスパルス提供)

 就任の打診は昨年末だった。「うれしかった。エスパルスのエンブレムの重みは自分が一番分かっていると思うし、クラブに恩返しする機会はこのタイミングしかない」。監督を務めていた常葉大との調整を経て、受諾した。
 2005年の現役最後の試合後のセレモニーで、指導者として再び戻ってくることをサポーターに誓っていた沢登氏。他のクラブから誘いがあった時も、「最初にエスパルスのジャージーを着なければ他では指導できないとずっと思っていた」と意思を貫いてきた。
 すでに15日の練習で初めての指導を行い、「選手の質が高く、楽しかった」と第一歩を踏み出した。「トップチームに入り、中心選手として活躍する選手を育てるのが私の仕事。育成しつつ私も成長できれば」と語る。
 今季はクラブ創設30周年の節目の年で、トップチームではクラブOBの平岡宏章監督が指揮を執っている。沢登氏と同学年で、清水入団の同期でもある平岡監督は「良い刺激が(クラブに)入ると思う」と期待を寄せる。大熊清ゼネラルマネジャー(GM)は「指導者として培ってきた経験や自信を沢登氏が確信に変えられるよう、一緒に頑張りたい」と述べた。

 ■守備のベースつくりたい 一問一答
 沢登氏の一問一答は次の通り。
 -就任の打診を受けた時の思いは。
 「(常葉大監督として)育成のところにいたので『自信はあります』と大熊GMに伝えた。打診の話を聞き、率直にうれしかった」
 -引退からの17年間は長かったか。
 「もっと早くクラブに戻ることができればなという思いはずっとあったし、自分としても戻りたい気持ちはあった。このタイミングで声を掛けていただいたのは感謝の気持ちでいっぱい」
 -どんなチームを構築したいか。
 「攻撃的なチームにしたいのはやまやまだが、まずは守備のベースをつくりたい。守備をつくればおのずと攻撃が良くなる。選手は個の技術の高さは持っているが体の線が細い印象もあるので、体作りと並行して技術の部分を上げていきたい」

 

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